|
|
||
|
アレルギー・臨床免疫医を目指す人達の為の研修会 |
アレルギー・臨床免疫医を目指す人達の為の研修会1996年アレルギー科自由標榜が法令化されました。 しかし現在も尚、内科、小児科、耳鼻咽喉科、皮膚科、眼科など従来の縦割り科がそれぞれの守備範囲に発症しているアレルギー疾患を診療対象としています。一人の医師がアトピー性の喘息、皮膚炎、鼻炎、消化器、眼などに発症しているアレルギー疾患を診断し、ケアできることは正に「アレルギー科医」であり、確かに患者にとって大きなメリットになります。
しかし、アレルギー科という新しい横割りの分類をどのように具体的に理解し、実際のアレルギー診療を行うのか、医師も患者も戸惑いを感じているのが現状です。それは、一人の医師がすべてのアレルギー疾患を診る為のアレルギー専門医教育システムが充実していないからです。
数年前、アレルギー・リュウマチセンターとして国立相模原病院が指定され、全国各地国立の基幹病院も決まりました。九州地区の基幹病院は「独立行政法人・国立病院機構 福岡病院 (旧・国立療養所南福岡病院」です。アレルギー疾患は免疫疾患であり、免疫疾患すべてを理解している医師の必要性が要求される社会になってきています。広義のアレルギー疾患は自己免疫疾患も含みます。低免疫応答による免疫不全症も免疫疾患として理解しなくてはなりません。 日本アレルギー学会ではこのような観点から学会認定専門医の資格試験を行っていますし、そのための講習会を行っていますが、まだその体制を基にした診療部門を持つ施設は極めて少数しかありません。
将来は、そのためのカリキュラムができ、統一された専門医の育成が行われるであろうということは明確であり、それを視野におき、アレルギー・免疫疾患に興味を持つ若い医師の参加を期待して「アレルギー・臨床免疫医を目指す人達の為の研修会」を日本アレルギー協会九州支部主催で企画いたしております。
第8回 アレルギー臨床免疫医を目指す人達の為の研修会
アレルギー・免疫疾患を横断的に理解し、診療を行う専門医育成を目標にした研修会を、日本アレルギー協会九州支部で企画しました。下記日程にてとりおこないますので奮ってご参加ください!
期 日 平成21年3月7日(土)と8日(日)
画像クリックでPDF表示場 所 八重洲博多ビル
〒812-0013 福岡市博多区博多駅東2-18-30
TEL:092-472-2889 FAX:092-472-5569対 象 アレルギー・臨床免疫医を目指す医師であれば、
現在の所属科は問いません。募集人数 80名
参加費 10,000円(受講料・テキスト代・意見交換会含む)
交付単位 ・社団法人日本アレルギー学会専門医制度 4単位
・日本医師会生涯教育講座 3単位
・日本リウマチ学会登録医および
日本リウマチ学会認定医制度 2日目 2単位内容の
要略
第1日目(3月7日) (13:00〜20:30) 第1部(13:10〜15:40):アレルギー疾患の病態と治療
総合司会:西間三馨
(1)概論 : アレルギー疾患の病態と治療(13:10〜13:30)
西間三馨(国立病院機構福岡病院長)
(2)各論 -1(13:30−15:10)
司会:久保千春・小田嶋博・興梠博次・西間三馨
@眼のアレルギーの病態と治療 -薬物治療の新しい傾向-
内尾英一(福岡大学医学部眼科 教授)
A鼻のアレルギーの病態と治療 -治療薬の位置づけと選択のポイント-
黒野祐一(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科聴覚頭頚部疾患学教授)
B気管支喘息の病態と治療(小児) コントロールにおける運動誘発喘息の重要性
小田嶋 博(国立病院機構福岡病院統括診療部長)
C気管支喘息の病態と治療(成人) -抗喘息薬の最近の話題-
岩永知秋(国立病院機構福岡病院副院長)
討論(15:10〜15:40)
休 憩 (15:40〜15:50) (3)各論 ―2(15:50〜16:40)
@皮膚のアレルギーの病態と治療 -アトピー性皮膚炎のproactive治療-
古江増隆(九州大学大学院皮膚科教授)
A食物アレルギー -食物アナフィラキシーの現状と対応-
柴田瑠美子(国立病院機構福岡病院小児科部長)
討論(16:40〜17:00)
Coffee Break(17:00−17:30)
エピペン(エピネフリン自己注射)処方医の講習と認定が受けられます。第2部(17:30〜18:30):【喘息治療管理ガイドラインの現在と未来】
司会:古江増隆
秋山一男(国立病院機構相模原病院副院長)意見交換会(19:00−20:30)
第2日目(3月8日) (09:00〜12:30) 自己免疫疾患(09:00〜12:25)
司会:江口勝美・長澤浩平
(1)概論 : 膠原病・アレルギーにおけるBリンパ球の役割(9:00〜9:40)
佐藤 伸一(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科・医学部皮膚病態学分野 教授)
(2)臨床の実際:診断と治療-1(9:40〜10:40)
@膠原病における補体の意義
塚本 浩(九州大学病院 免疫膠原病感染症内科)
A膠原病およびステロイド治療と血管障害
小荒田 秀一(佐賀大学医学部内科(膠原病リウマチ部門))
休 憩 (10:40〜10:55) (3)臨床の実際:診断と治療-2(10:55〜11:55)
@新しい概念「Autoinflammatory syndrome」について
井田 弘明(長崎大学医学部歯学部総合病院第一内科 講師)
A関節リウマチ治療における生物製剤の使い分け
齋藤 和義 (産業医科大学 第一内科 准教授)
討論(11:55〜12:25)
閉会の辞
共催:(財)日本アレルギー協会九州支部
小野薬品工業株式会社
後援:(社)日本アレルギー学会
受講ご希望の方はFAX又はE-mailで
1.氏名・年齢・性別 2.現在の勤務先 3.現在の所属科 4.医学部卒業年 5.連絡先
をご明記の上、下記へお申し込みください。 先着80名にて締め切ります。
尚、1日目:エピペン処方医の講習と認定が受けられます。〒811-1394 福岡市南区屋形原4丁目39-1
国立病院機構 福岡病院 研修・情報センター内
(財)日本アレルギー協会・九州支部 「アレルギー臨床免疫医を目指す人達の為の研修会係」
TEL 092-565-5534(内272) FAX 092-566-0194
E-mail:mail@allergy-fk.com