K・Kニュース vol.9(2006年1月号)
〜Page6〜
私の趣味 〜シュード・トライアスリート〜
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科・聴覚頭頸部疾患学教授
黒 野 祐 一
---------------------------------------------
トライアスロンはスイム1.5km、バイク40km、ラン10kmのトータル51.5kmを走破するレースであり、ロングディスタンスではトータル200kmを競う過酷なものもある。私の趣味はこのトライアスロンといえば格好良いのだが、未だレースの出場経験はない。
15年前、留学から戻ってますます多忙になり、さらに今は亡き恩師茂木先生のプレッシャーが拍車をかけ、血圧が急に高くなった。
循環器内科医の先輩に相談したら、運動することを勧められた。手っ取り早い運動としてジョギングを始めたところ、生来の凝り性が祟り、アキレス腱を痛めてしまった。そこで、足首に負荷の少ないサイクリングを始めたら、これにすっかりハマり、オーダーメイドのロードレーサーを購入し、週末には大分市の自宅と関サバで有名な佐賀関間の往復80kmを一気に走る快感に病み付きとなった。ところが、今度は膝関節を痛めてしまった。整形外科の友人に相談したら、「もう水泳をするしかないな」と言われたが、困ったことに金槌で泳げない。しかし、ここで諦めるわけにはゆかず、近くのスイミングスクールに入り、中高年のオバ様達に混じって週1回のレッスンを受けることにした。
今では2ビート泳法をマスターし、時間を見つけてはプールに通っている。そして休日はスポーツジムで、トレッドミル、エアロバイク、スイムの一人トライアスロンに挑んでいる。
また、天気の良い日は桜島へ渡り、アップダウンの激しい1周40kmのサイクリングと軽いジョギングで汗を流した後、マグマ温泉に浸かりながら、いつの日かトライアスロンレースに参加することを夢見つつ至福のひとときを楽しんでいる。もちろん、その帰り道、プールでスイムをこなすことは言うまでもない。
書 籍 紹 介
成人市中肺炎診療
ガイドライン
日本呼吸器学会
呼吸器感染症に関する
ガイドライン作成委員会鼻アレルギー診療
ガイドライン
通年性鼻炎と花粉症
鼻アレルギー診療
ガイドライン作成委員会
ライフ・サイエンス食物アレルギー診療
ガイドライン 2005
向山徳子/西間三馨
日本小児アレルギー学会
食物アレルギー委員会
協和企画
小児気管支喘息治療
・管理ガイドライン2005
森川昭廣/西間三馨
日本小児アレルギー学会
協和企画NIHによる米国喘息教育・
予防プログラム
妊娠中の喘息管理:
薬物療法ガイド
宮本昭正
井上洋西
ライフ・サイエンス
(財)日本アレルギー協会の入会案内
(財)日本アレルギー協会は厚生省所管の財団法人として昭和42年に発足。目的は国民の30%を越える人達が何らかのアレルギー症状を持つという国民病とも云われる状況に対し、総合的に調査、研究、啓発、広報などによって国民の保健と福祉に寄与することです。学術団体日本アレルギー学会と協力し、医療関係者、患者、行政、社会の多くの人達と手を組んでアレルギー克服に向けて努力しております。数年前より個人会員も募るようになりました。当協会の趣旨に賛同され、入会いただけますようお願い致します。
正会員 一般会員 対 象 医師、看護師その他の専門職、医療従事者
患者および家族などの一般の方々
会 費
(4月〜1年間)一口2,500円
(一口以上)一口1,500円
(一口以上)特 典 機関誌
「info Allergy」送付機関誌
「アレルギートゥデイ」送付
■申し込みと会費納入■: 振込用紙に必要事項を記載し、会費を納入下さい。
■ お問合せ先 (振込用紙請求先) ■
〒102-0074 東京都千代田区九段南4-5-11 富士ビル4階
財団法人 日本アレルギー協会
TEL 03-3222-3437 FAX 03-3222-3438
支 部 だ よ り
今年の秋から冬にかけては、喘息発症との関係が推察されている、RSウイルスが大流行しましたが、皆様お元気でしょうか。
今年の九州は暑かったと思ったら、そのせいか冬が身にこたえる寒さです(年のせいでしょうか)。夏は恒例の喘息児のサマーキャンプが行われました。福岡、佐賀、熊本とそれぞれの特色を生かしたキャンプですが、こども達や若いボランチィアの学生さんたちからエネルギーをもらっています(若返ります)。この場をお借りして、ご協力いただいた皆様にお礼申し上げます。
これからは、今後の予定を申し上げます。平成18年になればこれも恒例となった、第12回アレルギー週間記念講演会が2月19日に福岡天神ビルで行われます。改定された(る)ガイドラインをテーマに喘息、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、また花粉症の話しがあります。季節柄、スギ花粉の飛散についての話があります。
また、第5回アレルギー・臨床免疫医を目指す人達のための研修会が3月18、19日に開かれます。これもガイドラインについて、また自己免疫疾患について各科のエキスパートの先生のお話があり、また21世紀のアレルギー疾患対策として、アレルギー学会理事長の冨岡先生のお話が予定されています。また、国立病院機構福岡病院で実施している喘息児の水泳教室では平成18年3月からの参加者の募集が1月から始まります。
18年の花粉の飛散は昨年よりも少ないというお話ですが、ここ九州では、年々黄砂の量が増えていると感じているのは私だけでしょうか?私事ですが、昨年から鼻アレルギーが顕在化し、これは花粉の量が多かったためといわれましたが、ひそかに黄砂のためではないかと思っています。
九州は、国内では、アレルギー疾患が多い地区であることは環境省の調査でも、少なくとも小児ではみられることです。そこで、九州アレルギー協会の役割も大きく、我々も大いに頑張らねばならないところです。
今年の冬はシベリアの気象の影響で、日本列島全部が寒いと予測されているそうですが、寒さをものともせず、アレルギーの臨床に研究に張り切って新年を迎えたいと思っています。皆様の平成18年のご活躍をお祈りすると伴に、ご理解とご協力をどうぞ宜しくお願い申し上げます。(小田嶋 博 記)
Kyushu Kyohkai News
(K・Kニュース)に対するご意見・
ご感想をお寄せ下さい。
郵送でもEメールでも構いません。「K・K News」Vol.9
2006年1月1日発行発行:(財)日本アレルギー協会九州支部
〒811-1394 福岡市南区屋形原4-39-1
独立行政法人 国立病院機構 福岡病院
研修・情報センター内
TEL092-565-5534(内272)
FAX092-566-0194
発 行 人/西間三馨
編集委員/石川 哮・庄司俊輔・
小田嶋 博・岸川禮子
メールアドレス
mail@allergy-fk.com